お店を立ち上げるまで、そして必要なこと

このブログに辿り着いた人の中には「売り専を出そうと思っている」という人もいると思います。なんなら直接「売り専ってどうやったらだせますか」と質問されたことがあります。
(ちょっと挑戦的な言葉のチョイスになっている箇所がありますが、ご理解いただけますと幸いです)

まず一言目

「辞めたほうがいい」

これに尽きます。

なぜ売り専の新規出店は辞めたほうがいいのか

まず、売り専を出したいと思う人のほとんどが現役ボーイ、または元ボーイでゲイバーで働いている人など、ゲイ業界の人だろうと思います。

大体は若いのです。23~27歳ぐらいでしょうか。

説得力の有無

社会経験がある人、社会人ならわかるかと思います。
自分より若い人に指示される不快感。

風俗店で働くボーイの場合、これをモロ、表に出します。

それをうまくさばけるだけのカリスマ性があるか。
23歳そこらじゃ、かなりハードルは高いでしょう。

マーチャンダイジング

この言葉の意味がわかりますか?もしわからない、今から調べる、という知識量なら、絶対に店舗を構えるべきではありません。
マーケティングという言葉はきいたことがあると思います。
それと合わせて使われる言葉。すごく大切な言葉です。

マーチャンダイジング (マーチャンダイズ) (merchandising)マーチャンダイジングとは、「商品計画・商品化計画」の意味です。 お客様に商品を買っていただくために、商品の企画・開発や調達、商品構成の決定、販売方法やサービスの立案、価格設定などを、戦略的に行なう活動のことです。

これぐらいのことは出来て当たり前、というレベルでない限り、売り専の新規出店というのはリスクのあるものだと思ってください。

大体のボーイは自分を売り物として出店を考えます。
ですが、仕事には大きくわけられた役割がそれぞれにあります。
それを統括できる能力があるのなら、売り専ではなく別の仕事でしっかりと活躍できます。

あえて売り専をだすメリット、理由がないのです。

横と縦のつながりが邪魔になることも

ゲイバーに出入りしている人も、新規出店は控えたほうがいいかと思います。
ゲイ業界内での横のつながりは、いずれ同業を営む権力者と繋がります。
ゲイバーは「顔」の商売ですから、泥をぬるようなことは許されません。仮にそれらを無視して出店したとしても、いずれは何等かの形で自分のお店に影響を及ぼすでしょう。

現に私も独立にあたり(というか独立前から)、当時の店舗の社長に
「独立したらつぶす」
と堂々と言われていました。

結果、私の場合は協力者の存在や、覚悟(親族にすべて話ました)をもって実行していますので、つぶすと豪語する勢力と戦う覚悟で立ち上げました。

新規出店後、一年もつ店舗は10%以下

あくまで体感ですが、体感でいうともっと低い気がします。

私は前職の兼ね合いもあって(詳細は控えます)リサーチをかけるのですが、作りかけの売り専のウェブサイトをよく見かけます。
現役ボーイが作って、途中で立ち消えになってるんでしょうね。
そういう細かいのも含めると、もっと低い数字になります。
実際、私が出店したのと同時期に売り専をだした店舗で、残ってるのはおそらく私の店舗だけだと思います。

資金があっても難しい

これもあるあるですが、資金力のあるお客様に、
「君が店長で、僕が出資するよ」
と声をかけられて、本当に独立する人がいます。

先にいうと、全部潰れてます。
あるリゾートホテルのオーナーが出した売り専も、一年もたなかったと思います。
ボーイ獲得のために、他店ボーイに移籍金30万円を配ってボーイ集めをしてましたが、ろくなお店にならなかったですね。

先ほども書きましたが、ボーイに社会経験ありませんから。
お金があっても、使い方を知らないですし、知ってるとすれば「自分の買い物」ぐらいです。
全部自分に使っちゃいます。

実際、元ボーイに横領されて逃げられた方を知ってます。